10月26日/遠泳ラスト日記・45回目

10月15日 遠泳シリーズ本番: 最終日

「太陽」の二人はラストに、輝く太陽の日を持ってきた。

やっぱり、この二人は「太陽」というタイトルにふさわしい。
何故なんだ、ああ、わかったぞ「マバタキをしない」からか。
ミチミチ高密度の全身が膨張している。

6月、青々と繁茂する草を借景にスタートした「遠泳シリーズ」。
10月には、刈り取られて干し草の土手を行く人々の姿が現れ、
踊り手と融合し、偶然の果実を産む。
中で何が行われてるかなんて知らない女子高生の声、「わかり易く説明してよ~」
タイミング良く侵入。

世の中には、こんなダンスもあるんだゼ。と観客席でほくそ笑む。

家内工場、初の遠泳シリーズ5ヶ月間に渡って毎回演目が変わる13回公演。
黒沢美香の美学を全うできたか、 & ダンサーズ。
ジャングルは起ったか & ダンサーズ。

「今年はゆっくりボチボチ活動します」と云っていた美香さん。
なのに、やるとなったらとことん猛烈にエナジーを消費。
体調を崩してもなお、全身全霊で厳しいお叱り。
正真正銘、愛の鞭なのだ。


日記:砂山典子

写真:稽古場へ通う途中に発見した床屋。

image1-7.JPG


ーーーーー

10月23日

先週の土曜日、2回目の「太陽」が終わり、“遠泳”シリーズが幕を閉じた。

今や、沖をはるか離れ、足の下はどのくらい深いのだろう。岸に上がったのではないです。泳ぎ続けなくては、泳ぎ続けよう。

写真は先週の綱島の太陽と今朝の神戸の太陽。神戸では今日から美香さんのワークショップが始まった。


image2-2.JPG

撮影:國谷美佐子


image3-2.JPG

日記:宇佐美とよみ

ーーーーー

10月24日

城崎での滞在制作から始まった今回の家内工場は、
10月15日「太陽」をもって全13回公演をすべて通過いたしました。
-遠泳-稽古日記も今回が最終回です。


同じ船に乗るのではなく、
自らの力で進むこと、
これこそ -遠泳- の醍醐味であったと振り返っています。

そこには、ダンスに向かう厳しさと幸福がありました。

そして、最終回から9日が経った今、
これからも続く果てしない道程に、私は眩暈をかんじています。

私にとって憧れであった黒沢美香&ダンサーズは、
あの時とは随分違う味わいの集団となりましたが、
噛んでも噛んでも味が出る、
そんな踊りに出会えるのが今の黒沢美香&ダンサーズです。

そして、どこまでも泳ぎ続けるパワーに溢れているのです。


第17回 家内工場にお立ち会いいただきありがとうございました。

今後とも黒沢美香&ダンサーズをよろしくお願い致します。


unnamed.jpg


日記:藤井友美


この記事へのコメント