5月28日/遠泳稽古3回目

5月28日

五月の夕暮れ、川沿いの稽古場では花や虫たちも生気に満ちて活発に動いています。
今日は3回目の遠泳稽古、日記は山野邉が担当します。

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今日は7月30日に公演が予定される、タイトル『にんじん』のための稽古が行われました。
『にんじん』チームの中の、恩田・木檜、二人のパートを作っていきます。

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左から、恩田、木檜。


そして10月まで続いていく遠泳公演のどこかでこのパートを使う可能性があるため、フレッシュな若い男子二人組、翼・洋も今日の稽古に参加しました。

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左から、翼、洋。


年齢はばらばら、職業もさまざま、大人数の黒沢美香&ダンサーズは、稽古スケジュールを組むことも複雑な編み物を編んでいく作業のようです。
そんな中、今日はこの4人の稽古となりました。面白いメンバー!!

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まずは全員で新しい振りに挑みます。
「味つけは後でする」ということで、ダンサーから動きを拾いながら、振りの大筋を組み上げる作業です。
一つの動きから次の動きに移る時、そこにどんな色、どんな風情、どんな方向、、、の流れがあるのかに注目していくことがポイントのように見えました。
作業はぐんぐん!と進められ、この振りには「せせらぎ」という材料名がつきました。


続いてメンバーの組み合わせの面白さを生かしてか、恩田が踊る振りを洋が、木檜の振りを翼がそれぞれ作ることに。

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恩田を振り付ける洋。この振りの材料名は「天使」に。


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木檜を振り付ける翼。この振りの材料名は「土」に。


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このペアは良い調子で作業が進み、役割を交代して木檜が翼を振り付ける時間も生まれました。この材料名は「ドリル」。

動きの中のどこにこだわりがあるか、どんな経路か、どんな理由か、他人の身体の中のことを自分の身体で飲み込むために、振り付ける側も振り付けられる側も、お互い曖昧にしないことが要となる作業でした。
何せ他人の身体の中で起こっていることなので、それがすぐには見えなかったり気がつくことができなかったりと、拾うのも伝達するのも難航する場面が見られました。

また伝達ができても、身体の違いやこれまで身体に蓄積してきたものの違いで、振り付ける側の身体に丁度良いサイズ、しっくりくる、魅力的に見える動きが、振り付けられた側にはサイズが合わず、隙間がある、物足りない、魅力的にならないという場面もあり、これは多様なダンサーズならではのことなのかなと思ったりしました。


今日生まれた新しいパーツ「せせらぎ」「天使」「土」「ドリル」。
これらがどのように磨かれて『にんじん』になっていくのか、とてもわくわくします。

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日記:山野邉明香



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